事故・病気エンドリを始め、ポリプを飼育するにあたって気をつけたい事故、そして気になる病気をご紹介します。
(1) 飛び出し事故 (3) 鰭の裂け (4) 粘膜の異常分泌 (5) スレ (6) 鼻管消滅 (7) 木工ボンド病 (8) エンドリの急死 (9) ポップアイ (10)その他 と簡単に上記項目があがりましたが・・・ まずは (1)飛び出し事故 エンドリに限らずポリプの類はわずかな隙間があったら飛び出すようです。 私自身は経験は一度ありますが、すぐに気づいたので、これによる死亡はありません。 ただ、必ずといってもいいほど聞く事故です。水槽上部には隙間を作らないことはもちろん、 結構パワーがあります。特に大型化すればするほど、びっくりするくらいのパワー! 上部濾過を使用している場合はパイプも破壊してしまうほど。少々の重しでは押しのけて飛び出します! 蛍光灯とガラス蓋を弾き飛ばして・・・(>_<) すぐに気づいて1分以内に水槽に戻したので被害はありませんでしたが、 大事な愛魚がいつ飛び出し事故に合うかわかりません。それを防ぐためにも・・・ 充分な重石と共に蓋が壊れないように、ガラス蓋ではなくアクリル製の蓋を適用しましょう。 それも、なるべく厚めの板のほうがいいでしょう。柔らかい板だと重石を乗せるとグニョン (2)目の白濁 目の白濁で考えられる大きな原因は水質の悪化とどこかにぶつけたスレ等が原因と 考えられます。水質の悪化とスレの見分け方と対処法は・・・ まずは、両目が濁っていれば水質の悪化を疑って下さい。 この場合、細かく換水してあげて下さい。比較的簡単に治る病気ですが、油断をすると 合併症状として他の病気にかかることもあります。そうなると手がつけられなくなるかもしれません。 私も以前、4年飼っていたポリプをこれで落としています。 そして、片目だけ濁っていればスレ等の場合が多いですね。ただ、絶対にとは言えません。 あくまでも目安としてください。いずれの原因にしても、初期段階ならば、こまめな換水で対処できます。 完治まで長期に渡る場合もあるかもしれませんが、1週間くらいを目途にしましょう。 また、症状の度合の見方としては、眼球の表面だけが白濁している状態で、 黒目が見えれば、完治する可能性は非常に高いと考えてもいいと思います。 逆に目の芯の部分まで真っ白に濁って、黒目が見えない状態であれば、 失明している可能性があります。 我が家のチャッキーも家に来てすぐに目の白濁に陥りましたが、すぐに対処したため 大事には至りませんでした。何事も早期発見、早期解決が一番ですよね。 ちなみに、下の写真は両目を失明し、合併症を引き起こし、2006年9月に落ちたザイールです。 右目は芯まで白濁、左目は失明してなくなってしまいました・・・ 治って、また白濁・・・の繰り返しの末でした。悲しい結末でしたが、色々とこれから勉強することができました。 ここに書いてあることもザイールやチャッキーから実際に学ばせてもらったことなんです。 大切な愛魚がこうならないためにも、管理をしっかりとしていきたいものですね。 (3)鰭などの裂け 鰭などの裂けは比較的簡単に治ります。混泳していたり、環境によっては、なかなか治らないことも ありますが、その原因を取り除けば、問題はなくなります。下の写真はいずれも混泳魚 のためにできた裂けです。 いずれも混泳魚によ仕業ですが・・・ 元通りになるまで、ある程度の時間はかかりますが、完治してます。 気になる方は混泳魚以外にも水槽の中に、するどい障害物を置かないことをお勧めします。 特に流木など、なるべく角の丸いものを選ぶようにしましょう。スレ等の原因にもなりかねません。 |